神社の正しい参拝の仕方

私たちが生まれ育ったり生活をしている土地や、「気」の高い場所の神社に祀られている主祭神様は、私たちに大変縁の深い、意味のある神様です。
        
どんな人でも住んでいるその場所は、自分で選んでいるようで自由に選んでいるのではありません。実は最初からそこに生かされているのです。ですから、その土地の神様や産土様を敬うことは当然のことです。

場所によっては、寂れて「気」の高くない神社もありますが、自分の住んでいる所に一番近い神社に挨拶に行くことは、最初にすべきことでしょう。その次に、自分の敬う神様の参拝をするようにしましょう。
 
神様にお願いするときに、「大金持ちにしてくれ」とか「一億円くれ」とか言っても、それは叶えてくれません。自分の分相応よりちょっと高めのお願いをするのが順当です。そして、人にお願いする時にも頭を下げますね。神様にお願いする時にも当然、礼儀があります。
作法をきちんといたしますと、お願いが通ります。
 
神社に神様がいらっしゃるのではありません。

その神社は、そこに祀られている神様と一番“つながる” 場所なのです。

“二礼二拍一礼” にも深い意味があります。
 
また、神社へのお参りや神棚を祀るなど、私たちが日頃より身近に接している神道は宗教ではありません。日本の古来より何千年も続いている文化なのです。ですから、たとえキリスト教徒であろうとイスラム教徒、仏教徒であろうと、神社は全ての人々を受け入れています。

 

では神社に御参りに行って、型通りにお賽銭をあげてお願い事をして、

はたして神様は聞いてくださるでしょうか?

人にお願い事をする時、あなたはどうしますか? 

 

1.お願いする相手の人に、頭を下げませんか?

  ⇒ 神社では、二礼二拍手一礼をします。
2.どなたにお願いをしていますか? 

  ⇒ 神社に奉られている神様のお名前を知っておきましょう。
3.お願いされた相手は、貴方を知っていますか? 

  ⇒ 神様に自分の名前、住所、年齢、干支を伝えましょう。
4.お願いの内容は、途方も無いことですか?

  ⇒ 神様へのお願いであっても節度を考え、できる範囲をお願いしましょう。
5.帰るときに、お礼の頭を下げましたか?

  ⇒ 二礼二拍手一礼をして、帰りましょう。

 

この他にも色々な作法があります。

でも、どうして二礼二拍手一礼なのでしょう。
お賽銭は、どのくらいが適切なのでしょう。
ペットを御参りに連れて行ってはいけないと言われたが、なぜなのでしょう。
 
知っておかなければならない事が、まだまだ沢山ありますね。